8月14日(日)
12日の講演内容を掲載してほしいとのご要望をいただきました。
自分で話したことを整理する意味でもまとめてみようと思います。
パワーポイントの資料をもとに何となく話した内容の一部と足りなかった部分を追記してみます。
スライド1 タイトル
榎本義法を知る。
スライド2
名前について
義法(よしのり) 親の願いを推測
義 他人に対して守るべき正しい道。物事の道理にかなっていること。道義。
法(仏教) 正義、教え、真理など。
スライド3
名前について
義法(よしのり)
本人解釈(政治的解釈)
正義 Justice = 法 law =中庸(golden mean) =政治
この関係性は、大学院の恩師チェ・サンヨン教授(政治思想史)の教え
ちなみに、法務省の英語表記はMinistry of Justice
スライド4
座右の銘 文行忠信 【論語】 読書(学問)と実践と誠実と信義である。
そのほか、忘己利他・照千一隅・人生二度なし・中庸
スライド5
政治理念など
政治とは中庸なり
中庸その意味合いは?
時に動態的均衡・時に創造的折衷・時に建設的妥協
恩師 崔相龍(チェ・サンヨン)教授の言葉 ※元駐日韓国大使
スライド6
政治とは?
政は正なり 【論語 顔淵第十二】
季康子、政を孔子に問う。孔子対えて曰わく、政とは正なり。子師(ひき)いて正しければ、たれか敢えて正からざらん。
スライド7
しかし、理想だけでは?
正しい政治を行おうとすれば、どうしてもつまらぬ人間や利害の密接な人間からうらまれるということを覚悟しなければならない。(『呻吟語』呂新吾)
これが現実。
スライド8
政治家としての大成は?
『はっきり言っておこう。政治において理想や倫理はタテマエとして大切だが、ホンネとしては無用に近い。立派な政治家とは、世論の動向、時の趨勢、敵の戦術等々の予見、妥協と譲歩による味方陣営の統一などをくまなく捉えることのできる芸術家である。宗教改革者で民衆の心情を倫理的に高め得る人は珍しくないが、そんな人は絶対に政治家としては大成しないのである。』(マックス・ラーナー アメリカの編集者・評論家)
この言葉は私には特に厳しい言葉と受け止めている。それでも政治という現実の中で必ず成果を残すことを誓う。
スライド9
振り返り
中庸( golden mean )=政治
時に動態的均衡・時に創造的折衷・時に建設的妥協
均衡・折衷・妥協この言葉からも政治が両極端な意見を排除しその中でバランスをとる作業であるということがわかる。
スライド10
政治とは?
政治とは、art of integration (直訳 統合の芸術)
(エドウィン・オールドファザー・ライシャワー 元駐日アメリカ合衆国大使)
スライド11
結論
政治家とは、中庸を操る芸術家。
スライド12
私が目指すリーダー像
深沈厚重なるは、 是れ第一等の資質
磊落豪雄なるは 是れ第二等の資質
聡明才弁なるは 是れ第三等の資質 (『呻吟語』呂新吾)
どっしりと深く沈潜して厚み・重みがあるというのは人間としての第一等の資質である。
大きな石がごろごろとしておるように、線が太くて物事にこだわらず、器量があるというのは、これは第二等の資質である。
頭が良くて才があり、弁が立つというのは、これ第三等の資質である。
私の持ち合わせていない聡明才弁が第3等の資質というのが気に入っている。(笑)
スライド13
使命
小説 路傍の石(山本有三)
主人公の吾一が自分の使命を探っていくストリー。先生の一言、「たったひとりしかない自分をたった一度しかない一生をほんとうに生かさなかったら、人間生まれてきたかいがないじゃないか」
「人は各自、自分のもって生まれた素質・天分をなるべく十分に発揮し実現することを通して、多少なりとも世の中に尽くすほかないであろう」(森信三)
スライド14
榎本義法の使命
素晴らしい名前に恥じぬようこれからも世のため人のためにつくす。
「上求菩提 下化衆生」
自己の人間性を向上させること、人のためにつくす。
このような内容でお話をいたしました。
今後も政治家としては中庸を操る芸術家として、人としては人間性を向上させることに努力をし、人様のために尽くしていきます。