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榎本 義法
えのもとよしのり
〒370-2343
群馬県富岡市七日市947
TEL/FAX:0274-63-4923
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文行忠信

 

榎本義法個人のページ。市長の公式な立場は市のHPで。

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近代日本の政治家
2020-07-12
近代日本の政治家 岡 義武
 
再読、赤線を引いたところ中心に。
 
この本は、5人の政治家について書かれている。
初代首相・伊藤博文
「民衆政治家」大隈重信
「平民宰相」原敬
挫折の政治家・犬養毅
最後の元老・西園寺公望
 
伊藤博文
伊藤の死後に尾崎行雄は評して、伊藤のしたことは過失はあっても悪意はなかった、「公明正大な見地」から国政にあたったことはよく判っていた、「あれ位に公平に国家の為を思えば、まず立派な政治家といってよかろう」といっている。
 
伊藤が一旦困難な状況に遭遇した場合に闘志に不足して妥協にながれたことは、「八方美人主義」であるとか、信頼できないとか、さまざまの批判を招いた。そのような批評はたしかに免れがたい。しかし又、抵抗の少ない場合には彼は持前の強い自負心に支えられて、邁進した。そして、その場合には、状況に対する彼のゆたかな判断力は生かされ、数々の業績が生み出されたのであった。
 
伊藤は読書を甚だ好んだ。和漢書のほかに力めて外国語の新聞・雑誌・書物を読み、時折はみずから丸善の行って洋書を猟ったりもした。また、多忙の中にありながら、漢詩をつくって楽しむこともした。
 
 
大隈重信
この本で一番覚えておくべきことが次のこと。
五代友厚(薩摩藩出身の政商)は大隈に書翰送って、以下五条の忠告を試みている。
一部省略するが、次の通り。
①「愚説」「愚論」に我慢して耳を傾けられたい。
②自己と同地位でないものの意見が閣下の意見と大同小異の場合には、常にそのものの意見を賞めて、それを採用されよ。
③怒気・怒声を慎まれよ。部下が閣下に及ばないことを知りつつ、しかも、怒気を現わし、怒声を発するのは徳望を失うだけで、何も益もない。
④事務に裁断を下すのは、時期の熟するのを待ってされよ。
⑤閣下がある人間を嫌えば、その者も閣下を嫌うであろう。それ故、自分の好まない人間とも交際するように力められよ。
 
できるかぎり守るようしているが、他人さんがどのように思っているかは不明。
 
 
原敬
彼にとって何よりの関心事は政友会の党勢を拡大・強化することであり、そのような彼は、ブルジョア・地主の利益の擁護者であり得ても、民衆の僕ではあり得なかったのである。
犬養の章に赤線を引いた形跡がなかった。
もう一度読むべきか?
 
 
西園寺公望
西園寺は原田熊雄との話の中で、「よくこの頃大衆々々と言ふが、贅沢から進歩もあり、文明も向上してゐるのだから、その辺は為政家もよほど考えなければならん」といったりした。これらの談片にも、彼の貴族趣味が現れている。
 
 
いちばん守るべきは五代友厚の大隈への箴言だろう。
 
「空気」の研究
2020-07-11
「空気」の研究 山本七平
 
再読本。
海軍提督三部作を読んだ後、どうしてももう一度ひらきたいと思った。
 
『連合艦隊司令長官の戦後の言葉はどうか。「戦後、本作戦の無謀を難詰する世論や史家の論評に対しては、私はああせざるを得なかったと答うる以上に弁疏しようと思うわない」であって、いかなるデータに基づいてこの決断を下したのかは明らかにしていない。それは当然であろう。彼が、「ああせざるを得なかった」ようにしたのは、「空気」であったから。』
 
このようにこの国、様々な組織での決定は、「空気」によって決まってしまっているというもの。
 
『一体、以上に記した「空気」とは何であろうか。
それは非常に強固でほぼ絶対的な支配力をもつ「判断の基準」であり、それに抵抗するものを異端として、「抗空気罪」で社会的に葬るほどの力をもつ超能力であることは明らかである。以上の諸例は、われわれが「空気」に順応して判断しているのであって、総合された客観情勢の論理的検討の下に判断を下して決断しているのではないことを示している。』
 
心当たりありませんか?
 
一方、この「空気」を崩壊させるのが、「水」であると。
「水を差す」ということだそうだ。
 
『水は今置かれている自己の「現況」を語ったにすぎないわけである。』
 
『われわれの通常性とは、一言でいえばこの「水」の連続、すなわち一種の「雨」なのであり、この「雨」がいわば、“現実”であって、しとしとと降り続く“現実雨”に「水を差し」続けられることによって、現実を保持しているわけであるしたがってこれが口にできないと“空気”決定だけになる。』
 
空気と水とても興味深いですね。
 
自分の組織やその周りは、「空気」で決まっていませんか?
 
 
 
スマイルズの名著『品性論』
2020-07-08
『昔から、「あえて自分の意見をまとめようとしないのは卑怯者、やろうと思えばできるのにそうしないのは怠け者、そして自分の意見が何もないのは愚か者」だと言われています。』
(スマイルズの名著「品性論」 サミュエル・スマイルズ)
 
自分事として・・・。
 
「打たれ強く生きる」 城山三郎
2020-07-05
 
短いエッセイ集。
一部抜き取ると真意が伝わらなくなる可能性もあるが。
危険そうなのは除いておいた。
 
鈴木健二さんの話
死の危機から脱け出せたのは、生命力への強い信仰とともに、いついかなるときも、そうした強い好奇心を失わなかったためである。
それになによりも読書好き。膨大な読書量が人生とは何かということを語りかけてくる。歴史には、こんなみじめな環境、こうした強い生き方もあったと、ふるいたたせてくれる。
無数の人生を極限まで追体験でき、そこから生きる知恵、生きのびれる心を学びとる。読書の功徳である。

人間の好き嫌い
人生とはよくしたもので、耐えている中に、さまざまに得るところが出てくる。人間の好悪や評価についての変化も、そのひとつである。
人間とは奥の深い存在である。
 
鹿之助の男ぶり
権力や贅沢に心ゆらぐようでは、打たれ強い男になれるはずがない。
 
理屈の得失
理屈通りに事が運ぶものなら、この世は人間の国ではなく、神の国になってしまう。感情が介入するから、この世はおかしく、悲しく、腹立たしく――つまり人間の世界となる。
 
この二年で、打たれ強くなりました。(笑)
 
「山本五十六」 阿川弘之
2020-07-05
 
海軍提督三部作、これで三部すべて読了。
過去2作も長かったが、これは上下2冊。なかなか手ごわかった。
 
なぜこの3部作を読むことになったのかは、米内光政を読んだことをFacebookに書いたことに、支援者のかたからダイレクトメッセージが届いた。
井上成美と山本五十六も是非読んでほしい。そして、3人のなかで誰が好きかご一報をとのことであった。
 
10冊近く別の古本を注文して積読状態であったが、優先して読み始めた。
 
戦争をなぜ止めるとこが出来なかったのか?
 
結果が想像できたこの三人はすべて同じ気持ちを持っていたと思う。
しかし、山本五十六を読んで彼は軍人だったんだということがよくわかった。
軍人のたるもののその使命感というのは、どこかの場面で前に突き進むことを避けられないものがあるのだろうと。
 
昨年の東日本台風や今般の新型コロナへの対応など、日々迷いながらも迅速に判断し対処しなければならない立場とすれば、日常と非日常において何を優先してどのような行動をとらなければならないか改めて考える機会をいただいた。
 
それと一人の人間の魅力これを高めたいと思った。
 
山本は、どんな困難な問題にぶつかっても、苦悩の色を見せず、ケロリとしていたそうだ。
 
PS ご推奨された方に返信。米内光政が一番好きと。三人の簡単な分析を添えて。
 

本棚の前の机

本棚の前の机
 

写真の書斎のタイトルについて

写真の書斎のタイトルについて
 
「本棚の前の机」の由来
思えば読書というものは贅沢な話だ。
新しい、または古くからの友人や先生が、いつでも傍らにいてくれ、私の知らぬ創造の世界を開いてみせてくれる。
しかも彼らは決して死なないのだ。「本棚の前の椅子 福原麟太郎」
 
ここからいただいて、椅子を机に代えた。(笑)
 
書斎の写真や本棚も少し前の写真です。整理できなく横積みが増えてしまっています。
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