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文行忠信(ブログ)

 

榎本義法個人のページ。市長の公式な立場は市のHPで。

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「限界国家」
2020-05-28
『限界国家』人口減少で日本が迫られる最終選択 毛受敏浩
 
過去読の本です。
 
移民受け入れについて考える本。
 
今後の人口減少
2010年代は、△273万人
2020年代は、△620万人
2030年代は、△820万人
2040年代は、△900万人
2050年代は、△910万人
 
日本はすべての面で急速に縮小。国の仕組みそのものが大きく変わることが予測できる。
65歳以上の高齢者人口はすでに3,461万人 総人口の27,3%。
80歳以上の人口は1,000万人を突破。
2020年には1,173万人、さらに10年後の2030年1,571万人。
そこで今後問題なのは高齢者の一人暮らしの孤独死。
医師不足に岩手県・一戸町は、ベトナムで難関校を卒業したベトナム人女性を日本に呼び寄せ、日本語の専門学校に通わせて、その後、医大に入学させて地元で働いてもらうという遠大な計画を実施している。8年計画で2,000万円以上かけて育成する。
日本の年金制度は、27か国中26位(マーサー・メルボルン・グローバル年金指数)
最下位はアルゼンチンで、日本はインドや中国より下。
 
外国人労働者の受け入れは、日本のGDPを引き上げる。
受入れが120万人の場合、1,6%(8兆円)、300万人の場合は3,8%(20兆円)、1,000万人の場合は13,4%(71兆円)。
 
一方、日本から海外へ移住する人の数は増加傾向。
2015年10月現在、海外に住む日本人は132万人。
毎年1万人以上が新たに海外で永住者の資格を得ているが、2015年には前年費2万596人増と急増。
 
これ以上詳細を書くと長くなってしまうが、著者の主張は積極的に受け入れるべき。そうでないと日本の経済やあたりまえのサービスさえ供給されなくなる。
外国人の受け入れについては、犯罪や様々な懸念があるが、これは受け入れ側の問題もある。地域に根付くように受け入れ側の地道な活動・支援が必要。
 
受入れはできる限り親日のアジアの人を中心に。年数を区切る技能実習生ではなく家族で定住できるような施策を。
 
それでも次のデータについて日本は考えなおすべきところがあると思う。
 
ベトナム人青年の対日感情
来日前
「とてもよい」63%
「まあまあよい」34% 合計97%が好印象。
 
来日後
「とてもよい」8%
「まあまあよい」50%
「あまりよくない」37%
 
多くの技能実習生は、会社に知られることを恐れてアンケートにも協力したがらなかったとのこと。
日本をきらいになる技能実習制度に問題があると・・・。
シンガポールは移民の割合が4割近くを占める。経済面で多大な成果を上げていることは事実。
 
感想
以前から技能実習生制度については問題があると思っていた。日本国が低賃金の労働力を継続的に得られるような都合のいい制度。かれらはほぼ帰国後その技術を生かした仕事にはついていないだろう。
経済を回すには何とっいっても人口が問題。高付加価値の技術ももちろん大事だけれども、過去のデータを観れば人口が日本の経済発展に多大な影響を与えた。移民を受け入れに反対して人口が少なくなればそれなりの国を目指せばよいという人もいるかもしれないが、その前に社会システムが崩壊することは確実だろう。移民以外の対案を示せる人は正直いないだろう。しかしもっと深刻な問題は移民を増やしても持たない可能性もあること。海外の国々も少子化が進みそもそも日本に移民として来る人も少なくなる可能性は今後高くなる。
 
 
 
アワニー原則
2020-05-27
アワニー原則。
持続可能なまちづくりを目指すコミュニティ及び地域の原則を定めたもの。1991年、ヨセミテ国立公園のホテルアワニーで取りまとめられる。
 
コミュニティの原則(Community principles)
①すべてのコミュニティは、 住宅、 商店、 勤務先、 学校、 公園、 公共施設など、 住民の生活に不可欠なさまざまな施設・活動拠点をあわせ持つような、 多機能で、 統一感のあるものとして設計されなければならない。
②できるだけ多くの施設が、 相互に気軽に歩いて行ける範囲内に位置するように設計されなければならない。
③できるだけ多くの施設や活動拠点が、 公共交通機関の駅・停留所に簡単に歩いて行ける距離内に整備されるべきである。
④さまざまな経済レベルの人びとや、 さまざまな年齢の人びとが、 同じ一つのコミュニティ内に住むことができるように、 コミュニティ内ではさまざまなタイプの住宅が供給されるべきである。
⑤コミュニティ内に住んでいる人びとが喜んで働けるような仕事の場が、 コミュニティ内で産み出されるべきである。
⑥新たにつくりだされるコミュニティの場所や性格は、 そのコミュニティを包含する、 より大きな交通ネットワークと調和のとれたものでなければならない。
⑦コミュニティは、 商業活動、 市民サービス、 文化活動、 レクリエーション活動などが集中的になされる中心地を保持しなければならない。
⑧コミュニティは、 広場、 緑地帯、 公園など用途の特定化された、 誰もが利用できる、 かなりの面積のオープンスペースを保持しなければならない。 場所とデザインに工夫を凝らすことによって、 オープンスペースの利用は促進される。
⑨パブリックなスペースは、 日夜いつでも人びとが興味を持って行きたがるような場所となるように設計されるべきである。
⑩それぞれのコミュニティや、 いくつかのコミュニティがまとまったより大きな地域は、 農業のグリーンベルト、 野生生物の生息境界などによって明確な境界を保持しなければならない。 またこの境界は、 開発行為の対象とならないようにしなければならない。
⑪通り、 歩行者用通路、 自転車用道路などのコミュニティ内のさまざまな道路は、 全体として、 相互に緊密なネットワークを保持し、 かつ、 興味をそそられるようなルートを提供するような道路システムを形成するものでなければならない。 それらの道は、 建物、 木々、 街灯など周囲の環境に工夫を凝らし、 また、 自動車利用を減退させるような小さく細いものであることによって、 徒歩や、 自転車の利用が促進されるようなものでなければならない。
⑫コミュニティの建設前から敷地内に存在していた、 天然の地形、 排水、 植生などは、 コミュニティ内の公園やグリーンベルトのなかをはじめとして、 可能なかぎり元の自然のままの形でコミュニティ内に保存されるべきである。
⑬すべてのコミュニティは、 資源を節約し、 廃棄物が最小になるように設計されるべきである。
⑭自然の排水の利用、 干ばつに強い地勢の造形、 水のリサイクリングの実施などをとおして、 すべてのコミュニティは水の効果的な利用を追求しなければならない。
⑮エネルギー節約型のコミュニティをつくりだすために、 通りの方向性、 建物の配置、 日陰の活用などに充分な工夫を凝らすべきである。
 
とても素晴らしい原則だと思います。
 
すみません出典がわかりません。
調べれば判明するのですが、サボります。(笑)
 
14歳からの社会学
2020-05-25
『14歳からの社会学』 宮台真司
過去読の本で感想もその当時のもの。
Twitterもフォローしています。
いつも刺激的な発信を続けています。
 
さすがにタイトルの通りこちらは読みやすい。
でも難しいことを説明している部分もあります。
言葉が難しいのは理解するしか方法はないのだが・・・。
 
いくつか気になったキーワード
『共通感覚』
いちいちルールで決めなくてもみんなの「共通感覚」でしてはいけない事、モラルやマナーの範囲までルールで決めてしまうという流れ、これで本当に社会は良くなるんであろうか?本質をついている指摘だと思う。
罰を与えればいいという感覚だけでは社会は良くならないということ。
 
『衆愚政治』
「ぼくたちに政治の良し悪しを見極める力(選ぶ能力)がなければ、民主的な(みんなで決める)政治は、ぼくたちをかえって不幸にする。逆にいえば、民主的な政治でぼくたちが幸せになるには、条件がある。それは、「選ぶ能力」をぼくたちがちゃんと持つことなんだ。」
そのための情報開示をしっかりしてもらわないと・・・。
でもすべての責任は一人ひとりにある。
 
『感染動機』
人が学ぼうとするときに動機については三つあると言う。
一つ目が「競争動機」(勝つ喜び)
二つ目が「理解動機」(わかる喜び)
三つ目が「感染動機」(自分もこういうスゴイ人になってみたい)
私は学校で勉強だけでなく、三つ目の感染動機を中心とした理解動機の授業を社会人の方にしていただくのがよいと考えている。この本の中にもあるが、杉並の「よのなか科」これは個人の人脈を駆使した特別な成功事例かもしれないが・・・。
 
感染動機がなぜ素晴らしいのか?競争動機は勝った瞬間、理解動機は分かった瞬間、感染動機はスゴイ人に「感染」して何かをしている時間が、すべて喜びの瞬間になる。
だから「感染動機」が最も強い内発性を与える。「内発性」とは内側からわき上がる力だ。
そしていつかは感染してもらえる人間にならないと。
 
幸田露伴の「他力による自己革新」を思いだす。
他力による自己革新を成し遂げるには、良き師を認めその師に打ち込むことが必要なのである。
内発性というと少し違うかもしれないが、他力に頼る場合、偉い人に対して突っ張るのではなく、本当に溶け込んで尊敬することが必要だからである。
 
皆さん誰かに感染して喜びの中で生活していますか?
 
知的生活の方法
2020-05-24
『知的生活の方法』 渡部昇一
 
人間のみがなしうる生活が知的生活なのである。

「人間も動物と共通点がある以上、比較的に知から遠い面も生活にはある。それもけっして軽視することのできない重要なものなのであるが、そのほかに、どうしても知的生活の時間を加えてゆきたい。これが、とりもなおさず、生活の人間化ということなのである。」
 
私がせまくてもいいから書斎をもうけたいと思ったのは、渡部氏の影響である。
この著書以外にも多く生き方を考えさせられる著書がある。
今回、著者の思想については触れないが、私に書斎を与えてくれた人である。
 
生前に、講演前の控室でそのお話をさせていただき名刺交換をさせていただいたことがあった。
その際、お礼状がすぐに届いたときにはビックリした。遥かに私より多忙な方がすぐに手紙を送ってくれることは感動もの。
時間の使い方が徹底しているのであると思った。
 
しかし、氏は息抜きや飲酒を否定されていない。
それも必要な時間と・・・。
 
この本の中に私の心に突き刺さると言葉がある。
「あなたは繰り返して読む本を何冊ぐらい持っているだろうか。それはどんな本だろうか。それがわかれば、あなたがどんな人かよくわかる。しかしあなたの本に古典がないならば、あなたはいくら本を広く、多く読んでも私は読書家とは考えたくない。」
果たして繰り返し読む本が何冊あるだろうか?
 
もちろん時々広げてみる本はある。すべてではないにしろ読み返す本となると・・・。
最近、読書中に過去に詠んだ本の話題があることがある、その時書棚からその本を探す。
これが書棚の良さ、魅力。
本棚に最終的に残る本がいい本の気がする。
その点では、もっと整理できると思っている。
 
乱読のセレンディピティ
2020-05-24
乱読のセレンディピティ 外山滋比古
 
(2014,7月の話)
最近、読書について考えている。
実は読書会を開こうと考えているからだ。
来週にはそのファシリテーター養成講座を受講予定である。
 
本を読む人間が好きである。
しかし、自分もそうであるがその読書を人生の中でいかに生かす?すなわち実践に結びつけるかが課題なのである。
 
この本には読書は生きる力を育むことと・・・。
そしてタイトルにもあるように乱読を推奨。
というか読書は乱読で良いと著者の考えを明らかにしている。
セレンディピティとは、思いがけないことを発見する能力
これが乱読の魅力らしい。
 
私の読書量が乱読にあたるかどうかはわからないが、本は読む方であろう。
それにしても読書論を読むなんて不思議かもしれないが、もっと読書の魅力があるのではないか? と探しているのかもしれない。
実は書店でもう一冊読書論を購入。
読書論の本は他にも本棚に沢山あるのだが(笑)
 
もう一冊も受講までに読了のつもりであるが、読書会で読みたい本を選ばなければならない。
これが結構難題。
どんな人がどんな本を読みたいかつかめない。
そんなことは気にせず選ぶしかないのだろうが、正直一抹の不安もある。
最近気になっている本を持っていくつもりであるが・・・。
 
おしゃべりが高度な知的活動と書いてある。読書会もみんなで意見を交わすことに効能があるのだとすれば少人数(適度な人数)が良いのかもしれない。さまざまな知識を入れるだけでなくそこから新たな思考や発想というものに結びつけていかなければ読書の効能はないのだと思う。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
読書会しばらく続けてみたが、市長になって休止中。
やり方はいろいろあるのだろうけど。
まあ、なんでも読めばいいんだよね。人も本も縁で広がっていくから。
 

本棚の前の机

本棚の前の机
 

写真の書斎のタイトルについて

写真の書斎のタイトルについて
 
「本棚の前の机」の由来
思えば読書というものは贅沢な話だ。
新しい、または古くからの友人や先生が、いつでも傍らにいてくれ、私の知らぬ創造の世界を開いてみせてくれる。
しかも彼らは決して死なないのだ。「本棚の前の椅子 福原麟太郎」
 
ここからいただいて、椅子を机に代えた。(笑)
 
書斎の写真や本棚も少し前の写真です。整理できなく横積みが増えてしまっています。
 

今日の一言(過去、660日間の一言です)

今日の一言(過去、660日間の一言です)
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打ち克て
2013-04-30

4月30日(火)

今日の一言(414)

『さあ立て、もしおまえの魂が肉体の重みに耐えるなら、あらゆる戦闘に打ち克てるはずだ、その魂の力で呼吸困難に打ち克て。(ダンテ)』(『知の百家言』中村雄二郎)

今の私にグッときた言葉です。今日も元気に頑張っていきましょう。

 
私欲
2013-04-29

4月29日(月)

今日の一言(413)

『大臣たるもの胸中に定見ありて、見込みたる事を貫き通すべき元より也。然れども又虚懐公平にして人言を採り、沛然と一時に転化すべき事もあり。此虚懐転化なきは我意の弊を免れがたし。能々視察あるべし。』

「此虚懐転化なきは我意の弊を免れがたし」

己を空しうしていろいろな問題にこだわらず、一転するときは思い切って転ずる、化することが必要だが、自分に私心、私欲があるとそれができない。我意にとらわれるわけですね。(『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』安岡正篤)

私欲があると思いきった改革もできない。

 
お手本
2013-04-28

4月28日(日)

今日の一言(412)

『両親がお互いに尊敬し、愛に満ちた家庭を築けば、子どもはその環境の価値を理解し、自分が大人になったとき、同じようにしようとするものだ。』(「リーダーを目指す人の心得」コリン・パウエル)

できているかな?3人の娘とは仲良しです。時に相手にされませんが・・・。

奥さんの話はここに書くのはやめておきましょう。

真相は、将来子どもたちが証明してくるでしょう。

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