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榎本 義法
えのもとよしのり
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文行忠信

 

タイトル 【脳は見栄っ張り】 タイトルの理由は5月30日に

タイトル 【脳は見栄っ張り】 タイトルの理由は5月30日に
フォーム
 
人生を励ます言葉
2020-10-05
人生を励ます言葉  中野孝次
 
「恋人の欠点を美徳と思わないような者は、恋しているとは言えない。(ゲーテ)」
 
「人皆生を楽しまざるは、死を恐れざる故なり、死を恐れざるにはあらず、死の近き事を忘るゝなり。(兼好法師)」
 
ほかにも挫折や思想、孤独や幸福について言葉が紹介されている。
解説もすばらしい。
 
それぞれの心に響く言葉があると思います。
 
ただそれをいかに人生に活かしていくかだけど。
 
政治とは何か
2020-09-17
政治とは何か 後藤田正晴
 
政治の基本は、現実の課題をどのように解決するかということであり、このことはいかに強調しても強調しすぎることはない。そして、政治と政治家に対する評価は、その解決の能力があるかどうか、また、その解決が、本当の意味で国民の生活を守り、その向上を図るものであるかどうか、という観点から、厳しく行われるべきものなのである。
 
政治とは、正しい状況判断と、問題解決のための柔軟な対応が必要である。
 
指導者とは
2020-08-23
指導者とは リチャード・ニクソン
 
偉大さについて
指導者を井田ならしめるのに必須の条件は、三つある。偉大な人物、偉大な国家、そして偉大な機会である。
偉大な指導力は、単なる力とともに、非常に高度な眼力も必要とする、一種の芸術である。
以前、大学院の講義で、ライスシャワーが、政治はart to integration(統合への芸術) と言ったという話を聞いたのを思い出した。
 
その後の章は、次の各人について書かれている。ここの中身は省略する。ウィンストン・チャーチル、シャルル・ドゴール、マッカーサーと吉田茂、コンラート・アデナウアー、ニキタフルシチョフ、周恩来。
 
指導者の資格について
私は巨大な権力を握る人々もまた異質の人物であると考える。権力闘争に勝つためには、特別な人間でなければならない。いったん勝つと、権力それ自体が人物を異質にしていく。道で行き遇う、どこにでも住んでいる“いい人”では、権力を握ることはできない。
 
自己の処理する問題に真底から没頭し、それが「面白い」かどうかなど無関係という状態になれないような人は、指導者になるべきではないし、またたとえ指導者になっても失敗に終わるか社会に害を流すのが関の山だろう。
 
現実の世界では、政治とは妥協の産物であり、民主主義とは政治の産物にほかならない。
 
偉大な奥的意識がなければそもそも人は指導者になり得ないし、指導者になったからには大目標の達成に尽力せねばならず、その目的が高ければ高いほど指導者の人間としての器量も上がる。
 
指導者がもろもろの勢力に打ち勝とうと思えば、それだけ自己を恃(たの)むところがなければならないし、指導者にふさわしく自分を鞭打って働くためには、それだけわが大義を信じていなければならない。自己を信じられないようでは、他人に向かってわれを信じようなど言えた道理がないからである。
 
指導者は、みずから話すだけでは十分ではない。よく聞くこと、また同時に、いつ沈黙すべきかも知らねばならない。カーライルは「偉大な事は沈黙のうちに成る」と書いた。ドゴールも、指導者にとって沈黙は強力な武器だと、鋭く指摘している。
 
指導者たらんと欲するものは、なるたけ舌よりも頭を使うよう心がけるべきだと思う。
 
このほか赤線を引いたところはたくさんあるのだが、長くなるのと刺激が強すぎる部分もあるし、私があえて取り上げると余計なことになることもあるのでこのあたりでやめておきます。
 
週末は、全体主義の克服 マルクス・ガブリエル 中島隆博 集英社新書を読了。ちょっと難しかったのでここでは取り上げない。(笑)
 
昭和史
2020-08-15
昭和史 中村隆英
 
令和2年8月15日、今日は群馬県戦没者追悼式に参列し献花する予定だったのだが、前日に中止が決定された。新型コロナ感染症対策でもともと規模も大幅に縮小して開催するということだったので、中止の決定にはビックリした。
全国戦没者追悼式の中継を見て黙とうをした。
 
この日に戦闘行為が集結したわけではない。ソ連軍は満州国、樺太、千島に攻め込み戦闘は続いた。
 
過日から上巻を再読していた。
上巻の最終章に東条英機のついての記述がある。
『少年時代から軍人教育を受けてきた彼の視野はあまりにも狭く、健全な良識を備えた人物であったかははなはだ疑問である。
敗戦時の侍従長であった藤田尚徳は次のように回想する。敗戦直前の一九四五年(賞は二十年)、久しぶりに参内した東条の顔を見た藤田は、父兄として長男の東京帝大における卒業式に列席したことを想起した。このとき東条は、首相として式辞を述べた。その大要は、「人は卒業の席次によってその将来を決するのではない。要は長じて社会に出てからの人格の陶冶である。卒業に際して凡庸の評があっても、後に大成した人は少ないが、いずれも後年、修養に努めた結果である。」と、それまでは当を得た式辞であった。ところが、その後に、「その好例がかくいう東条である。余は幼にして凡中の凡人であったが・・・」と、東条首相は自画自賛をつづけた。』
父兄ばかりか学生たちも失笑していたそうだ。
 
『このような人物を首相にいただかなければならなかったことは、当時の日本の不幸であったが、同時にこのような軍部勢力の台頭を統御しえなかった政治機構の欠陥を痛感せざるをえない。太平洋戦争はおそらく避けられたものであったが、軍部とこれに結びついた官僚の政策決定が戦争をもたらしたことは否定できないからである。』
 
東条さんには厳しい評価だ、このことについてどうのこうのではなく。
やはり政治機構の欠陥が問題である。
 
75年間平和な社会が続いていることには本当に感謝しかないし、これを続けていくことが日本国民の使命だと思う。だからこそまっとうな政治をしなければならない。
このことを我が身へ戒めとして刻み終戦から75年の「戦没者を追悼し平和を祈念する日」8月15日とする。
 
ちなみに、半藤一利の「昭和史」も書棚に並んでます。
 
思考の整理学
2020-08-08
5月20日の乱読のセレンディピティに次いで2冊目の紹介。
 
著者がお亡くなりになられたとのこと。この本を紹介しないわけにはいかないと勝手に思ったので。
謹んで哀悼の意を表しご冥福をお祈りいたします。
 
思考の整理学 外山滋比古
 
学校はグライダー人間の訓練所。飛行機人間は作らない。
受動的に知識を得るのがグライダー人間。自分でものごとを発明、発見するのが飛行機人間と。
 
ギリシャ人が人類史上最も輝かしい文化の基礎を築き得たのも、かれらにすぐれた問題作成の力があり、“なぜ”を問うことができたからだといわれる。
 
創造性がやかましく言われるようになったのは、グライダー人間があふれているから。
 
思考については、寝させるほど大切なことはない。思考を生み出すにも、寝させるのが必須であると。これは、誰もが経験があるのではないかと思う。
 
「思考の整理には、平面的で量的なまとめではなく、立体的、質的な統合を考えなくてはならない。この本で、着想の醗酵などについて、ことにくわしく考えてきたのは、この点を考えたからである。これを思考の純化と言いかえることもできる。」
 
この本でかつて赤線を引いて、時に挨拶でも使ったことがあるのが「時の試練」のタイトルの章。
「島田清次郎は大正の文学青年から見て、まさに天才であった。それを疑うものはすくなくなかった。それがどうであろう。僅か六十年にして、ほぼ、完全に忘れられてしまった。当時としては、むしろ、夏目漱石の文学について疑問をいだくものが多かった。批判もすくなくなかった。それがいまでは国民文学として、近代文学においても比肩しうるものなしと言われるまでになっている。(中略)時が経てば、たとえ微少でも、風化がおこる。細部が欠落して、新しい性格をおびるようになる―――これが古典化の過程である。原稿のときとまったく同じ意味をもったままで古典になったという作品は、古今東西、かつてなかったはずである。かならず、時のふるいにかけられて、落ちるものは落ちて行く。」
文学作品だけではないと思う。つくづく思うのがいろいろな団体の活動、最初の設立の趣旨、活動の実態、本当に残るものは残ると思う。普遍的な古典化した活動として。
 
忘れる、すてるということを思考の整理としてあげている。
「たえず、在庫の知識を再点検して、すこしずつ慎重に、臨時的なものをすてて行く。やがて、不易の知識のみが残るようになれば、その時の知識は、それ自体が力になりうるはずである。
 
論文のとにかく書いてみるは納得。
大学院時代に論文の構想発表があるが、構想だけで書きだしていない人は、結局2年間で書けない。とある教授がよく言われていた2年間で書けない人はだめ。年限を守るということが第一だと話されていたことは忘れない。2年で論文を書けなかった人達を近くでみてきた。その後のことは知らないのだが。
 
ことわざについて。
どこの国においても、おびただしい数のことわざがあるのは、文字を用いない時代から、人間の思考の整理法は進んでいたことを物語る。
 
そんなことでいくつかことわざを選んで今の自分の立場からコメントして終わりにする。
・災害は忘れたころにやってくる
これは常に頭に入れておかないといけない。
 
・天知る地知る我知る人知る
これからもクリーンに生涯にわたって恥ずかしくない政治を。
 
・綸言汗の如し
これは常に緊張感をもって言葉を選んでいかないと。
 
 
 

本棚の前の机

本棚の前の机
 

写真の書斎のタイトルについて

写真の書斎のタイトルについて
 
「本棚の前の机」の由来
思えば読書というものは贅沢な話だ。
新しい、または古くからの友人や先生が、いつでも傍らにいてくれ、私の知らぬ創造の世界を開いてみせてくれる。
しかも彼らは決して死なないのだ。「本棚の前の椅子 福原麟太郎」
 
ここからいただいて、椅子を机に代えた。(笑)
 
書斎の写真や本棚も少し前の写真です。整理できなく横積みが増えてしまっています。
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