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榎本 義法
えのもとよしのり
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文行忠信

 

タイトル 【脳は見栄っ張り】 タイトルの理由は5月30日に

タイトル 【脳は見栄っ張り】 タイトルの理由は5月30日に
フォーム
 
大統領のリーダーシップ
2020-08-05
大統領のリーダーシップ    ジョセフ・ナイ
 
T・ルーズベルト
タフト
ウイルソン
F・ルーズベルト
トルーマン
アイゼンハワー
レーガン
ブッシュ(父)
8人の通信簿
 
オバマも出て来る。
2014年10月発行。

外交政策の最大の問題は状況の複雑さであり、リーダーは国際システム全体におよぶ影響だけでなく、複数の社会の内政の複雑さも理解しなければならない。この追加の複雑さゆえに、アリストテレスの中庸の徳―――過剰と不足を避けること―――が特別な重要性を持つのである。
 
21世紀のアメリカの役割に関する課題は、お粗末に定義された「衰退」という問題ではなく、状況把握の知性を磨いて、世界最大の国でさえ他国の助けがなければ己の望む結果を実現できないということを理解することだ。このグローバル情報時代の環境で国民がそれを理解してうまくやっていくようにするために、国民を教育することが、大統領のリーダーシップのもっとも重要な課題になるだろう。
 
この帯が利くね。
パフォーマンスより状況把握の知性を磨け!
 
最高指導者の条件
2020-08-01
最高指導者の条件 李登輝
 
改めて読み直してみた。
別の本は、台湾にサインをお願いておいてきたもの。
おこがましいお願いをしたものだ。
今の立場で参考になる言葉がとてもたくさん。
 
周囲の人が冷ややかな目で見るなか、政治家の仕事とは一方で泥を飲みながら、もう一方でそれを吐き出すようなものである。いつまでも潔白でいるのは、天に昇るより難しい。それでも原則を堅持するよう努力しなければならない。実践すれば、「薄情だ」と批判されるかもしれない。それでも厳正な姿勢で臨まなければ、理想的な政治を進めることはできないのである。
 
一つのことを決断する際、「私がいない場合、私以外の人たちが最も良い方法を採用するとすれば、どうなるだろうか」と考えるのである。
 
賢人たちの名著を通じて形而上学的な世界を彷徨い、思索し、苦悩呻吟しながら精神的成長を遂げていった。
 
「勇気」と同時に、対で求められるのが「心の平静さ」である。緩急あるなかで、いかに心を落ち着けた状態を保てるか。これが適切な判断を下さす基にもなる。
 
指導者は、中央にいて官僚から上がってくる意見で判断すべきではない。現場での生の情報に接し、迅速に決断することが求められるのである。
 
もともと真の意味における「個人主義」とは、個々の人間が相手のことを思いやりながら調和のとれた社会生活を送ることであり、みずからのことしか考えない「自分勝手主義」とは似て非なるものである。
皆に理解してもらえない言葉は使わない
 
指導者たる人々は、もっと自信をもって、自らの意志で決断と語ってもよいのではないだろうか。目の前にあることを一つずつ誠実に、自己の良心と信念だけに基づいて着実にあり抜く。結局、それ以外にはないのである。
人を動かす指導者は、誠実さをもって相手に接することが求められるのである。
 
政治家が心しなくてはならないのは、問題に直面したとき「直線で考えない」ということだ。目的地へ辿り着くための直線を引くことをやめ、最短距離を見つけようとはせず、むしろ回り道を見つけ出そうと務める。ことに目標が大きければ大きいほど、迂回作戦が必要であり、直線的な発想は慎む必要がある。
 
精神修養の重要性をも強調したい。現在の日本社会を見たとき、指導者に求められる精神修養が軽視されているのを感じる。合理的な発想からすれば、「知識」や「能力」さえあればよいのかもしれない。だが、人間は、それほど簡単なものではない。
 
政治家は時に能力や利害を無視できなければならない。そのためには大きく太く、物事を把握しなければならない。それがあって初めて大局観が持てるし、洞察力も生まれるのだ。大事なのは、現実の社会を見据え、その問題をはっきり認識し、「日本をよくしたい」という信念をもって積極的に社会に問い掛けることである。
 
「政治改革や行政改革を行えば、この国はよくなる」。その確固たる信念や哲学をもっていれば、どんな困難を排してもやり遂げるという決意も固まる。それが、「いまやるべきことを、断固としてやり抜く」という行動力にもつながるのである。
 
昭和16年夏の敗戦
2020-07-30
昭和16年夏の敗戦 猪瀬直樹
 
なぜ昭和16年なのか?もちろんこの本のポイントはそこにある。
「失敗の本質」(前回紹介)とこの本は日本軍の意思決定の問題を浮き彫りにしている。
戦後75年、未読の方にはこの機会にどうぞ。
 
昭和15年10月「総力戦研究所 勅令をもって公布される 内閣直属機関として発足」
 
研究生は官民各層から有為な青年を抜擢したもので、向こう一年間研究所で、武力戦、思想戦、経済戦、国内政策、対外戦略など国家総力戦実行上の必要な訓練を受けことに。
 
総力戦研究所研究生が模擬内閣を組織し、日米戦日本必敗の結論に辿り着いたのは昭和16年8月のこと。これがタイトルに。
 
この模擬内閣が今日評価されるとしたら、彼らが事態を曇りない眼で見抜き予測した点にある。その予測を可能にしたのはタテ割り行政の閉塞性をとりはらって集められた各種のデータであり彼らの真摯な討議であったと。
 
しかしその成果は生かされることはなく「日米戦日本必敗」という結論が密かに三十五人の胸の内にしまいこまれた。
なぜ生かされることがなかったのか、当時の政治、軍部などを追ったのがこの本の内容。
お勧めです。
 
失敗の本質
2020-07-29
失敗の本質 日本軍の組織論的研究
 
この本は多くのおすすめ書籍ランキングで目にする本ですね。
一章は、ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ会戦、沖縄戦について。
 
二章は失敗の分析がされています。
 
第三章失敗の教訓から
 
組織の環境適応理論によれば、ダイナミックな環境に有効に適応している組織は、組織内の機能をより分化させると同時に、より強力な統合を達成しなければならない。
 
つまり、「分化」と「統合」という相反する関係にある状態を同時に極大化している組織が、環境適応にすぐれているということである。
 
戦略・戦術のパラダイムは、組織の成員に共有された行動様式、すなわち組織文化にまで高められる。組織の文化は、取り立てて目をひくでもない、ささいな、日常の人々の相互作用の積み重ねによって形成されることが多いのである。
 
組織の価値が指導者の日常のリーダーシップ行動を通じて伝承されていくのである。
 
進化する組織は学習する組織でなければならないのである。組織は環境との相互作用を通じて、生存に必要な知識を選択淘汰し、それらを蓄積する。
 
行政官庁についていえば、タテ割りの独立した省庁が割拠し日本軍同様統合機能を欠いている。このような日本の政治・行政組織の研究は、われわれの今後の課題である。
 
組織の「統合」を「分化」とともに極大化していくこと。これ富岡市の課題でもある。ある部長との会話の中で、そして社会人採用の新人職員からも統合に関して意見を聞く機会があった。
さて、どう進めていくか。
 
 
 
 
政治家とリーダーシップ
2020-07-24
『政治家とリーダーシップ』 山内昌之 岩波現代文庫
 
これも再読本です。
以前にまとめておいたものです。
第二が個人的には課題かなぁと思う。
 
『第一に指導者にとっての教養とは、判断に必要な総合力と大局観をはぐくむ基礎のことである。どの指導者でも、国の内外を問わずに責任ある行動をとる場合、日本と日本人に関わる歴史軸と空間軸をしっかりもつことが必要となる。外交や商取引といった仕事において、自分たちの拠って立つ基盤や先人の格闘してきた軌跡を歴史軸に位置づけ、世界の多様性や芸術的感性を正確に認識できる空間軸に自らの活動や経験を重ねることが重要となる。こうした営みを政治や経済において可能にするのは、判断における大局観、その根拠となる総合力である。これらは、政治やビジネスにおける実践や試行錯誤に加えて、教養の積み重ねなしには獲得できない。』
 
 
『第二に、総合力と大局観を身につける上で書物の重要性は依然として揺るがない。本には、先人の思想がきちんと整理された形で入っており、そこから教訓や判断基準を無限に引き出すことができる。ただ、孔子も「学んで思わざれば罔し。思って学ばざれば殆うし」と述べたように、教わるばかりで思索をしなければ独創性がなく、自分で思案するだけで教えを仰がないと独善に陥るかもしれない。ここにも、指導者にとって教養が必要な根拠がある。(中略)私の指摘は、古典的な教養よりも「もっと大事な現代の能力面での教養」と立花隆氏が呼ぶものと多少なりとも共通する面がある。その一は、論理力と表現力に支えられながら人を説得する能力や誤った議論を見抜く能力である。これは「論を立てる能力」ともいうべきものであろう。その二は、計画を立案・遂行しながらチームを動かす能力である。第三は、情報を収集・取捨選択しながら、評価・応用する能力である。』
 
 
『第三に指導者にとって教養は明瞭な正解がない問題についても、あきらめずに物事を考え、いつか別の筋道を示してくれるような余裕と幅の広がりを与えてくれる。これは、リーダーシップの可能性を豊かにしてくれる。そこで、日本人が久しく「和漢洋」という三つの知のバランスを取りながら教養を形成してきた意味は大きい。何によらず、異文化や異文明の人々と接触する機会が増える二十一世紀においては、国際舞台において日本人としての教養のインテグリティ(首尾一貫性)の重要性が強まる。幅広く堅実な知識に支えられた洞察力と判断力は、リーダーシップにおいても必ずや説得力を増すに違いなく、人格の深みを相手や周囲の人々に印象づけることになるだろう。』
 
 
『第四に「和漢洋」の教養から普遍的な要素を随時抽出しながら、相手の文化環境や歴史的条件に対応して議論を進める作業は、洋(欧米)中心の知だけで果たされることではない。しかし、自分に欠けた教養についてあれこれ思い悩むことはないだろう。唐の詩人高適(こうせき)も「才あらば適せざる無し。行けや、徒らに労すること莫かれ」と詠っているではないか。指導者にとっては、意思と責任感という才能さえあれば、何とかなる。大事なのは必要に応じる努力なのである。』
 
 

本棚の前の机

本棚の前の机
 

写真の書斎のタイトルについて

写真の書斎のタイトルについて
 
「本棚の前の机」の由来
思えば読書というものは贅沢な話だ。
新しい、または古くからの友人や先生が、いつでも傍らにいてくれ、私の知らぬ創造の世界を開いてみせてくれる。
しかも彼らは決して死なないのだ。「本棚の前の椅子 福原麟太郎」
 
ここからいただいて、椅子を机に代えた。(笑)
 
書斎の写真や本棚も少し前の写真です。整理できなく横積みが増えてしまっています。
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